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Daiwa-スピニングリール
     (CALDIA)カルディア18

60年記念モデルのカルディア18
 ダイワの中核となすリールで、価格を含めたトータルバランスで一番にお勧めしている
カルディアが、ダイワの60周年を迎え2018年モデルが登場。
 取りあえず60年目に合わせて出したてみました〜なら、大きく減点。
 ダイワ派な僕ですが(#゚Д゚)ノ 甘くはないぞ!
 …と言う事で、新しく生まれ変わった18カルディアを検証してみましょう。


 ※ずっと愛用してきたダイワの歴代のカルディア。
歴代のカルディア写真
 過去モデル
 ≫旧カルディアカルディアKIXカルディア09カルディア11カルディア14

 カルディアを見るとスピニングの流れが判る。 ≫カルディアの歴史はこちら。

 ≫カルディア18のベアリング追加を説明




カルディア18の外観はカッコいい?

 おおお〜。
 (-ε-)? どっちがNEWカルディアだっけ…? しばらく、机の上に並べて置いていた
のですが、迷うくらいに似ています。
 全体的な配色と質感が、カルディア14とパッと見の差がありません。
新しいカルディアと前モデルの比較
 写真 左:カルディア14-2506  右:カルディア18-2500S

 しかし、よ〜く眺めてみると、まったく違うリールと言う事に気が付きます。
 今度のカルディア18は、ダイワの新基準のLTモデルとなっており、モデルチェンジ
と言うよりは全く新しいカルディアとも言えます。
 LTコンセプトとは、LIGHT(軽量化)とTOUGH(強靭)ギアとボディ強化を両立させた
小型スピニングの新基準。 その為、LTモデルのリールは従来の品番ではなく、
LTシリーズの品番に変更されます。 (今まで親しんだだけに少し判りにくい)
 2018年以降のモデルに採用されていくので覚えておかないと、ですね。

 ≫LTモデル品番  daiwaサイト 従来品番の比較なども紹介されてます。

カルディア18の各部詳細
 手に取って眺めてみた感想は、軽い♪が第一印象。 写真のカルディア(2500S)
の場合約30gの軽量化されており、14カルディアの2000番クラスで-30g、3000番
クラスで-50g、4000番クラスでは-100g程度の軽量化されています。
 -30gと言うと、10円玉7枚で約30gなので、最近のリールから10円玉(銅)を7枚分
減量するなんて凄いですからね〜。
 軽量化は大きく進化したカルディア18です。

 最初は14カルディアと見分け付かんッ、と思ってましたが、詳細部分を比べていくと
17セオリーの最新ボディを採用した18カルディアの方がカッコいいです。
 金色を使うと高級感が増すのですが、カルディア18には金色パーツは無く、外観は
セオリーと全く別系となっています。 (17セオリーは金色が各所に配置)
 エアローターは黒い大理石模様でボディはマット調シルバー。 ラインローラーも
シルバーなので金色パーツは全くないです。
 少し落ち着いた外観の中にカルディア18の良さがあります。
 機能美と言う言葉がありますが、「余分な装飾を取り除く事で現れる美しさ」機能美
すら感じてしまう仕上がりですね〜。
 個人的にはハンドル軸部のエンジンプレート部分に、文字が復活したものが採用
されたのがカッコいいです。


カルディア18の機能はどうなの?

 「これまでを上回る機能の集合体」との宣伝通り、ダイワの技術が詰込まれてます。
 特に目を引くのがスプール廻り。 新ラインストッパーに加え、軽量化に大きく
貢献した肉薄アルミスプールでLC-ABS形状。
 バックラッシュ低減と飛距離(5%)UPを実現らしい。
 UTDからATDへも嬉しいですね。 (UTDモデルをATDへ変更するのをダイワに
依頼した場合、3500円程度必要でした。)
 中堅クラスでこの性能(最新技術採用)なら文句はないと思います。



カルディア18を評価してみよう〜!

 (#゚Д゚)ノ くう〜、なかなかケチの付けどころの無いカルディア18!
 何か減点はないのか!? と言う気持ちで評価してみます。
カルディア18の改良されたパーツ

 スプールの形状変更に伴い、受け側の形状も少し変更されました。 (写真左)
 写真右の新型ラインストッパーは以前の物よりバネで動きますので太いラインが
掛けやすくなりました。 通常、PEラインにリーダーを取り付けている場合が多い
釣りだと重宝します。
 左右の角に引っ掛ける、奥に引っ掛けるの2通りの方法が紹介されていますが
最初は慣れないと引っ掛け難いと思います。
 こういう細かいパーツの積み重ねが良いリールへ進化するんでしょうね〜。
 (月下美人AIRでストッパーが無いのはやはり不便を感じています。)
 (-ε-)長年、改良されて来なかった部分。 シマノ製リールも近年改良したので
ダイワも目を付けたのでしょう。 (正直、シマノより掛けにくいと感じましたが…。)
 名前はパーフェクトラインストッパーと言う自信満々の命名で、今まで修理不可能
だったストッパーが修理可能になったらしいです。 (そうだったの!?)

エンジンプレートとダイワの新型スプール

 個人的に好きなデザインのエンジンプレート。(写真左) 切り込みで軽量化かつ
強度も保つデザインです。 個人的な好みで文字が入るのが好きですね。
 写真右のLC-ABSスプール形状。 従来の「ABS」アンチ、バックラッシュスプール
機能に加え、「LC」ロングキャストが追加。 ダイワの検証では5%の飛距離UPを
実現しているそうです。 (ちなみに20mで21m飛ぶようになった計算)

肉薄アルミスプールで軽量化を実施
 今回のカルディア18の軽量化で一番に大きく軽量されてるのが新型スプール。
肉薄アルミ製スプールです。 僕が家の調理用ハカリで計った結果では…
 14カルディアよりも18カルディアでの軽量化は、
 ・・ハンドル+ノブ部 -8g  ・・スプール -20g  ・・本体 -2g との結果。
 LTシリーズでは若干スプール径が細くなっていますが、アルミマシンカットハンドル
の細軸化に加え、この軽量スプールの軽さには驚きます。

 持って見ると、(゚Д゚)ノ カルッ!!と思う程。 持ち比べると別物で、断面も超薄です。
 きっと強度を維持するために、試行錯誤してこの形状になったんだとうな〜と、感心
する仕上げです。 う〜む、機能美を感じるのだ。
 【注意】落としたり踏んづけたりすると変形する可能性大ですので注意しましょう。
 手で力を入れても変形します。 通常の使用で強度は大丈夫ですが、頑丈さと言う
点では軽量化リールは大事に扱う必要があります。
 ちなみにドラグシステムはUTD→ATD(最新)に変更されています。



 (`・ω・´)ノ ダイワ派ですが、マイナス部分も見つけるぞ!

 物凄く高評価なカルディア18。
 100点と言う訳にもいかないので何か減点をしてみましょう。
 個人的にはどうにも嫌いな部分で、昔はマグシールドキャップが見えてたのですが
現在は構造変更でシールになっています。 シートを貼って下側で透明ボンドで
剥がれないようしているのが…残念(写真下)
 14カルディアではキャップでした。 構造変更で仕方ないと思うのですが、もう少し
見栄えもと感じる部分ではあります。(強引に引っ張ると剥がれそうです)

カルディア18の部分詳細写真

 ドラグノブが大型化されて使い易くなった…との事ですが、個人的な感想では
何故か使い難い。
 幅広なのに何でだろう? と感じてたのですが、中央が丸で掴みにくく出張り
は意外と少ない。 以前の様に摘むよりは指を引っ掛ける様に回す形状なので
慣れるまでは意外と使い難いかも。(写真左下)

新型ドラグノブと滑りにくいハンドル
 
 またまた個人的意見ですが、ハンドルノブ(ハイグリップI型ライトノブ)は
非常に滑りにくいのですがラバーが劣化しそうで嫌です。(写真右上)
 個人的にノーマルが好きなパーツです。 (ノーマルノブは-400円程度安い)
 I型ノブはノーマルの出来が良いので、替えたい人がオプションで交換する
ので良かったかも…。
 ちなみに、2500モデル以上はT型、5000モデル以上はパワーライトL型です。


 なんだかんだで…
 ´ω`)ノ カルディア18は価格&性能のバランスが
素晴らしく良いリール。
 総合評価は93点(+1点)歴代最高点とします♪


 イロイロな意見もあるなかで、個人的には非常に気に入ったカルディア18。
 ダイワの中堅リールと言えど、上位機種に迫る性能を持つリールだと思いますし
コストパフォーマンスと言う意味では、ダイワ製の中では一番だと思います。
 軽量化と言う性能でシマノに後れをとった感のダイワでしたが、セオリーに引続き
大幅な軽量化を実施しています。
 また、値段を2000番〜3000番に関しては-3000円程度の値引きもされています。
 この値上げの時代に値下げをしてくるとは、嬉しい限りです。
 今回の定価は3モデル前の「09カルディア」の定価とほぼ同価格で、価格差で
ベアリング追加をカスタムすればカルディア18は更に高性能化します。

 また、絶妙の定価設定。 対シマノのストラディックにはセオリーを正面から
対抗させ、セオリーに迫る性能の「カルディア18」を5000円〜9000円「定価」で安く
設定する事で対シマノを強く感じます。 (こんな読みは僕だけか?)

 減点項目も個人的な好みなので大きく減点は無く、リールの性能向上と定価
値引きで大幅に加点しましたので、カルディア14より(+1点)の93点としました。



カルディア18のライバル機種は?

カルディア18 VS セオリー17   簡単スペック比べ (2018/06月)
規格 リール機種 本体重量 ベアリング数 最大ドラグ 希望売価格
2004
LT2000S
THEORY-17 175g 7+1 2s 30,500
CALDIA-18 170g 6+1 5kg 21,900
2506
LT2500S
THEORY-17 185g 7+1 3s 31,000
CALDIA-18 185g 6+1 5kg 25,500
2510PE
LT3000
THEORY-17 190g 7+1 7s 31,000
CALDIA-18 195g 6+1 10kg 23,800
4000H
LT5000
THEORY-17 335g 7+1 8s 37,000
CALDIA-18 240g 6+1 12kg 28,300
 【規格の差について】
 LT(ライトタフ)規格では、スプール径が一回り小さくなっています。

 SHIMANOストラディックの客層も取り込んでしまいそうなカルディア18ですが、
あえて同一ボディ (スプール受け部分などは違う) を持つ17セオリーと比べてみました。

 セオリーとの使い分けのお勧めとしては…
 やはりエアローターのZAIONとDS5の差。(約8g程度) 特にフィネスフィッシングで使う
場合は巻き初めの軽さに影響しますので、トラウトやメバル、アジングで使用するなら
セオリー、もしくは専用リールに分があります。
 バス釣りやシーバス・エギングなどで使うなら少し重いエアローターでも気にならない
と思いますが、わずかな当たりを巻いて感じるような釣りの場合、ローターは軽ければ
軽い方が好都合。 リールで感じるアタリと言う奴ですね。
 ヾ(´ε`;) まあ、慣れると気にならないレベルなので検討してみて下さい。
 (3500・4000番は、17セオリーもDS5エアローターを採用しています。)

 17セオリーと18カルディアの定価の差は、5000円から9000円程度。 2018年6月では
カルディアが新製品なので値引き率も低いですので、買う際の価格差を確認して
検討してみましょう〜。 思う程に売値の差は無いかもしれません。
 釣具って買うまでも楽しいですからね〜♪


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ダイワ精工スピニングリールの紹介とお買い物

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 【LTモデルの品番参照】
 C:コンパクトボディ
 S・SS・D=糸巻量  D:深溝  S:浅溝  SS:フィネス浅溝
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