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リールのドラグ構造説明

 通常、ルアー釣り等で使用されるリール(スピニング・ベイト)には、負荷に応じてスプールを
逆回転させライン切れを防ぐ機能が付いています。

 (;゚Д゚)σ ジッジィイイ〜♪ あのジイジイ鳴りながらラインが出て行く機能(ドラグ)ね。
 最適なドラグ調整方法でも説明していますが、ドラグ機能があるからこそ大物魚が釣れますし、
細いラインで釣りが出来るというものです。 

 しかし、実際のドラグってどうなっているのでしょう?

 ベイトリールでもスピニングリールでも簡単にドラグの強弱を調整できますが、そのような仕掛けに
なっているのでしょうか?
 そんな疑問を持つ釣り人の為に、簡単にドラグ構造の紹介をしましょう♪

  紹介しているリール。 
 【SHIMANO-BIOMASTER2500】 最大ドラグ力 8.5kg
 【TD-IGNIS2004】 最大ドラグ力 2.0kg

 ≫お勧めなスピニングリール一覧はこちら




ドラグを分解してみよう

 シマノ製バイオマスター2500を分解。 
 ウキ釣り、投げ釣り等でも使用されることの多い2500番。 個人的にはシーバスに使用している
リールでMAX‐ドラグ力8.5kgのリールになります。

リールのドラグを分解してみます。

 先ずはスプールツマミを回して緩めます。 そしてリール本体から、スプールを取り外し、ツマミも
取外しますと、ドラグワッシャー類の脱落を防止するピンが見えています。 よく見ると一箇所は
切れている部分がありますので、その横をペンチやピンセットなどで摘んで引っ張り出します。

 爪楊枝などでも可能ですが、飛ばして無くさないように!

分解するとボトッと出てくるのがドラグ主要部分!

 ピンを抜いて裏返して軽くポンポンとしてみると、ボトッと出てきます。 ガンガンではなくて、
手の上などで「ポンッポンッ!!ボトッ!!」です。
 (写真右)がドラグの役目をする座金で、バイオマスターの場合は6枚のパーツで構成されています。

 単純にはこのパーツを調整ツマミで押し付けてスプールのブレーキを調整している訳です。
 (・з・) 意外と単純♪ 鉄同士だと滑るのに力が必要な上にスムーズに滑らないためにフェルト製の
ワッシャーにオイルを染みこませて挟んでいます。

 
※ドラグ座金は各社イロイロなパーツをリリースしています。 フェルト製やカーボン製が多いですが
  その素材で大きくドラグ力も変化します。



フェルト製ワッシャーをステンレス座金で挟みます。

 ドラグ座金類を分解してみると6枚のパーツの間に金属のワッシャーを挟みこむ形です。
 良く言われる釣り終了時にはドラグを緩めて保管しましょうの意味は、この調整用フェルトが
潰れて調整幅が少なくなるのを防ぐ為です。

 ※ワンシーズンなど長期間保管する場合には緩めるようにすれば良いと思います。

 (-ε-) じぃいい〜〜と凝視してみると、座金の1、2、3は金属で、2番だけが違う形をしているの
に気が付きます。 この順番は非常に重要で、バラバラにして組み立てる場合には同じ順番で
組み立てるのを忘れないようにする必要があります。

 これだけの座金を単純に重ねて接地面積を稼いでいて、スプールの回転する力を挟み込んで
止めようとするのがドラグです。 車のブレーキにも似た構造。
 (1)と(3)はリールのスプール軸に固定され回転しません。 対して(2)番の凸付き座金は中央が
丸穴で自由に回転しますが凸部分がスプールに引っ掛かります。 要するにスプールに連動して
動く(2)座金を両側で押さえ込み、(3)はスプールとの間で更にフェルトを押さえ込みます。

 スプールツマミで(1)を押し込みますので、重ねる事で設置面積を稼ぎ、強くスムーズなドラグが
可能になっているのでしょうね〜。


 回転する力を摩擦熱で止める運動エネルギーを熱エネルギーへと変換してブレーキ力を
作るのがドラグの原理なのです。 車のブレーキと同じなのだ。 (文書で書くと難しい)



ダイワ精工のフィネス系ドラグ

ダイワ精工のフィネス系リールのドラグです。

 ダイワ精工の2004シリーズのドラグも外してみました。 バイオマスターのMAXドラグが8.5kgに
対してTD‐イグニスはMAX-2.5kgです。
 バラしてみると軸に対して回転しない金色の座金でワッシャーを押さえつけてのドラグ構造です。
最大ドラグ力が全く違うので、座金の枚数は違いますが、ブレーキを掛ける構造は同じだという
事が判ったと思います♪
 
 調整ツマミが金色の座金を押し付け、スプールと座金の間にある黒い座金がブレーキ力を生み
出します。
 物が単純だけに各社の技の見せ処な訳ですね〜。

 それぞれの魚に応じたリールを選べば、最適なドラグ設定のリールになっています。
 個人的にはシマノとダイワ精工のリールに限るとドラグ性能の差は無いと思います。




リールのドラグメンテナンス!

 ドラグのメンテナンスは分解・洗浄・給油・組み立ての順番で行います。 最近の構造は防水
タイプで汚れも入り込みにくいので分解、給油、組み立てだけでも十分だと思いますし、頻繁に
する必要も無いと思います。

 急に性能の落ちるパーツでも無いので、数年したらドラグワッシャーの消耗する座金(金属以外)
を交換すると言うのも良いかもしれません。 
 
使用頻度にもよりますが、かなり耐久性があるので神経質になり過ぎないように…。

 ドラグ部分の給油には、ドラグ専用グリスが安心です。

ダイワ純正品、ドラグ用グリスです。 使用方法(フェルトワッシャー)
 ワッシャーの上に米粒3粒ほど取出し
 均一に伸ばします。 裏側にも同様に
 搾り出して伸ばします。

 使用方法(カーボンワッシャー)
 テッシュなどでカーボンの表面の
 カーボン粉を掃除します。
  グリスを米粒2粒程度を両面に塗布。
 ※カーボン製ワッシャーの破損に注意!

 何が違うのか教えてください? (´∀`*)ノ  ( ゚ε゚;) なぬぅッ! ?成分だッ!!
 正直、何が違うのか判りませんが柔らかすぎたり滑りすぎる物はドラグの効きも変わり
ますし流れ出したり経年変化なども事も考えて専用品がやはり安心♪
 僕はシマノ製ドラグにもダイワ用を入れてますが特に不具合は無いですね〜。

  <リールメンテ部品の豊富な店舗>
 

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