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淡水魚と海水魚
同じ魚なれど…
魚釣りが好きな人が一度は考える、淡水魚と海水魚の違い!
僕がそんな疑問を思ったのは、子供の頃じゃなくて大人になってから。 しかも、それは
自分で釣った魚をさばいて料理をしていた時でした。
(・з・)ノ 魚を料理して塩焼きに♪ …?塩焼きに…。?
そういえば、何故海の魚は塩辛い海水に居るのに塩辛くないのダッ?(゚Д゚)?
海の魚を塩焼きにするのに当然に塩をふる訳ですが、産まれてから釣られるまで
ずっと海水に浸かっていた訳なので鮭の塩付けみたいに海の魚は塩辛いのが
普通ではないだろうか?
まあ、粘膜やウロコでいくらか防御しているとはいえ、毎日毎日が海水の中なのに
塩辛くないのはどうしてだろう?
そんなどうでも良いような事から以前に調べてみた海水魚と淡水魚の違い。
同じような疑問を持つ人も多い(?)かもしれないので、説明しておきましょう。
≫ルアーで釣る魚 【淡水で釣る魚】 【海・汽水域で釣る魚】
先ずは魚の分類
淡水魚と海水魚
世界中の淡水魚・海水魚を合わせると約25,000〜30,000種類と言われています。
※エラ呼吸・水中に生息・手足ではなくヒレで移動などが魚類条件。
クジラが魚じゃないのは有名。
その中で、約60%が海で生活し、残り40%が汽水・淡水で生活しています。
(。-ω-)海の水量から見ると物凄く少ない淡水魚の生息域。 割合にすると約98%が
海水、残りが淡水らしいです。
海水に入り込めないからこそ各河川や池・湖でイロイロな種が進化したのでしょうね。
自分の地域で固有種(その地域にしか生息しない生物)などで検索してみると意外と
多いです。
※琵琶湖だけでも、約50種類の固有種が発見されています。
魚の生息域分類
魚達の生息域を大きく分けると【淡水】【汽水域】【海水】と別けれます。 これは
塩分濃度の違いでもありそれぞれに生息する魚を…
・淡水魚 … 淡水に住む魚、淡水でも生息できる魚、一時期でも淡水に入り込む魚。
・汽水魚 … 主に汽水域を生活の場とする魚。 ※分類上は淡水魚
・海水魚 … 一生を海水に住む魚。
スズキ(シーバス)やボラなどの一時的に淡水に入る魚、ウナギやサケの様に海と
淡水を移動する魚も含めて淡水魚と呼びます。
鮭などは徐々に淡水に慣れてから遡上を始めるそうです。
淡水魚と海水魚、魚の構造
サバイバル映画など大好きな人は一度は見たことある光景で、海での漂流シーンが
あると思います。 そのシーンで…
「海水をのむんじゃねぇ〜」 ヽ(`Д´)ノ ヾ( ̄д ̄;) 「もう…喉が渇いて駄目だ…」
こんなシーンは観た事ないでしょうか。
あれは塩辛すぎて狂い死ぬのではなくて、人体の塩分濃度(約0.9%)よりも海水の
塩分濃度(約3.0%)の方が高く、体内で余計に水分を抜き取られる為。
結果的に余計に喉が渇くという悪循環におちいり、脱水症状などにおちいるそうです。
(*`3´)・:∴・ショッペッ! 海水浴などで飲んでしまう位は問題ないのでご安心を♪
なぜこんな話を最初にしたのかと言うと、上の話と同じ危険に魚達もさらされている
のです。 最初に僕が感じた疑問(?)海の魚なのに何で塩を振って焼くのか?と言う
疑問は、実は海水魚も淡水魚も塩分濃度は約0.9%程です。
これは地球上に住む生物全体の血液の塩分濃度が0.9%前後という事ですので、
人間も鳥も魚も爬虫類も同じくらいの塩分を持つという事になります。
生物が4億年以上かかって陸上に進化したと言え、海から離れられないのはやはり
海が全ての母だからでしょう。 (`・ω・)ノ まさに母なる海な訳ダッ。
そもそも、そんな海にゴミを… … ≫ゴミ写真集
長くなりそうなので話を戻して、魚達がどうしてそんな海水の中で暮らしていけるの
かを説明しましょう。
魚の構造の違い
浸透圧と言うのは知ってますか(?) あの、ナメクジ退治に塩を掛けると小さくなって
いくのは浸透圧でナメクジよりも塩の濃度が高い為に起こる現象です。
水分は塩分濃度の高いほうに吸水されてしまうのだ! その為に上で話した海水を
飲むと余計に水分を失うという事になるのですが、実は海の魚達も同じような危険に
晒されています。
【海水魚】 体内塩分(0.9%) < 海水(3.0%)
常に脱水の危険に晒されている。
【淡水魚】 体内塩分(0.9%) > 淡水(0.0%)
常に水膨れの危険にさらされている。
海水魚は大目の海水を飲み水分補給をしながら塩分を排出する器官を進化させ
ました。 逆に淡水魚は少量の水を取り入れ大量の水分を排出しています。
生物の進化とは凄い物です。
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淡水魚と海水魚を同じ水槽に?
僕の地元にある岡山県理科大学で研究された、好適環境水なる水では淡水魚と
海水魚が同じ水槽で飼育できるそうです。
実際に新聞やテレビで紹介され、岡山駅には淡水魚と海水魚が一緒にすむ水槽が
公開されていました。 (゚Д゚; 何でなの!??
説明の通り、淡水魚と海水魚の同居のカギは魚の浸透圧にあり、これを解決した
水です。 海水に含まれる60種の元素中から、魚の浸透圧調節に深くかかわる
カリウム・ナトリウムなどの成分と濃度を特定。 (好適環境水と言う)
この水で農村を漁村に変えられるという事で(養殖)特許出願中だとか…。
クロマグロの乱獲で減少しているとの説もある中、ワシントン条約での規制の
可能性もありますので、余計に安易に海水魚が飼える水に注目が集まっています。
(;゚Д゚)σ 何か凄いのか凄くないのか良く判りませんが、水族館などでは特に
特別な水などを使用せず魚の浸透圧に近い塩分濃度に調節するだけで、同じ
水槽でも飼えるそうです。
おおよそ0.9〜1.1%の間に設定する事で共存できると言いますが、安易な
気持ちで飼育するのは避けたいものですね〜。 (個人では難しいと思います。)
淡水魚と海水魚の違い…とても難しい話になりましたが、違う海域で暮らすことを
選んだ魚達の進化に驚きますし、やはり海水魚にも淡水魚にも塩を振らないと
美味しくないという事が判りました。
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このコーナー略すと塩淡。なんか美味そうな感じですなっ。