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黒鯛(チヌ)の
ルアーフィッシング魅力

 黒鯛(チヌ)は江戸時代には武士の剣術の鍛錬としても取り入れられる程に難しい釣りとされ
その強い引きは今も昔も変わりません。
 (`ε´)ノ 鍛錬とか言って、本当は武士も釣りを楽しんでたんじゃないの〜と疑う程に楽しい
釣りでもあるのです。

黒鯛の釣り、チヌのルアーフィッシング

 子供の頃から団子釣り、ヘチ釣りで多くの黒鯛(チヌ)を釣り上げてきて感じていたのは
非常に警戒心の高い魚だと言う事。 少しでも違和感を感じるとなかなか釣れません。
 静かに…自然に…超慎重に!が鉄則でしたが、ルアーフィッシングで黒鯛を狙うと意外な
ほどにフィッシュイーターな奴だと言う事に驚きました!
 黒鯛にはこう言った釣りもあるんだ〜と驚きましたが、釣りの奥深さに改めてルアー釣りの
魅力を感じました。 

 昔から様々の釣り方が考案され、それに加わる新たなルアーフィッシング。
 ここではそんな黒鯛(チヌ)のルアーフィッシングを紹介しましょう。 ^-^)ノ~




チヌと呼ばれる関西圏(薀蓄編)

 薀蓄:うんちく、と読みます。(うんち君ではない) 雑学のイメージ。
 と、どうでも良い説明をしたところで、タイトルの黒鯛の横にカッコ書きで入れたチヌと言う
文字ですが、子供の頃はチヌが標準和名だと思ってました。
 しかし、標準和名は黒鯛(クロダイ)が正解で、チヌと言う名前は関西地方での呼び名で
九州でもチヌで通じました。
 これには大阪湾全体を茅渟(ちぬ)の海と読んでいた事が語源と言われています。 茅渟の
海にクロダイが多く生息していたので、この地方では茅渟=チヌと呼び始め、現在でも黒鯛の
事はチヌで通じる程に親しまれた呼び方です。

クロダイをチヌと呼ぶ地方

 僕は子供の頃からチヌと読んでいたので、チヌの方が親しみがあります。
 近年チヌをルアーフィッシングで釣り上げる釣り、チニングと言う言葉も生まれました。



伝統ある黒鯛にルアーで挑む

 黒鯛の釣りは昔から楽しまれ、各地で様々の釣りが産まれました。
 ・筏釣り
 日本海若狭湾で産まれた釣りです。 静かな湾などで筏、船などの真下を釣ります。
魚のアタリは繊細な穂先でとります。
 ・フカセ釣り
 淡路発祥と言われる磯場、堤防、など場所は選ばずイロイロな魚種が釣れます。
 オモリの役目もするウキで広範囲の魚を釣り上げる事が可能になった万能仕掛け。
 
・紀州(団子)釣り
 名前の通り(和歌山)産まれの仕掛けで、団子(集魚ヨセ)で魚を集め、中に居れたエサを
食わせる釣り。 独特の細長いウキでアタリを取る釣り。
 
・へち釣り、前うち
 ヘチ釣り(東京湾)、前打ち(伊勢湾)が発祥とされ、防波堤、港などを対象とする釣り。
 足元直下の壁を釣るスタイルをヘチ釣り、少し離れた捨て石、かけ上がりを狙うのが得意
な前打ちなどがあります。

様々の黒鯛釣り発祥の地

 このどれもが黒鯛が良く居る足元や捨て石、磯場や筏の周りを狙う釣りでした。 これは
何処にでも居る黒鯛ですがその地域で特化してきた釣りスタイルと言えます。

 特化した釣りが多い中、ルアーフィッシングは汎用性が高い釣り。
 当然、様々な場所に生息する黒鯛(チヌ)にも対応が高く、今まで釣れなかった黒鯛でも
ルアーフィッシングなら釣れると感じます。
 例えば、浅瀬に居る黒鯛をトップルアーで釣り上げる、流れのある河口まで上ってきた黒鯛
をミノーで釣り上げる♪なんて釣りは今まで黒鯛釣りには無かったスタイルです。
 無論、シーバス狙いのミノーに黒鯛が食いついた!なんて経験はシーバスマンなら一度は
あると思います。

 そういった釣りは新たな黒鯛の釣り方をルアーフィッシングが築いたと言っても過言
ではないでしょう。


 

好き嫌いを言わない黒鯛は偉い!

 もしも黒鯛がエビしか食わない魚だったら、これ程に人気にならなかったかもしれません。
 何処にでも居ると言うのも釣り人にはありがたい存在ですからね〜ヾ(´ε`)

 黒鯛は淡水にも強くシーバス同様に汽水域〜淡水エリアまでウロウロします。 しかも
食えるものを食う好き嫌いを言わない魚です。 黒鯛釣りなどでは良く言われる、コーン
やスイカまで食いますので、雑食でその地域・時期で食えそうな物なら何でも食うのでしょう。
 クロダイ用撒き餌にはコーンがトッピングされている物も多いです。

 何でも食うのでエサの多い河口や岩場の周辺に多く集まる…無論、群れで泳ぐ小魚にも
食いつきますので絶好のルアーターゲットと言う訳ですね〜。

 何でも食べるクロダイ

 **プチ雑学**
 雑食 : 肉も草も食べる意味。
 悪食 : 普通では食べない物でも何でも食ってしまう事。
 何でも食うので黒鯛(チヌ)は悪食とも言われちゃったりします。
 好みの色 : コーン色な黄色系が好きと言われています。

 **ワンポイント**
 シーバスとは違い、動く小魚を食う魚体に進化はしていません。 何でも食い多少の殻
などバリバリ食べる事に進化した魚です。(シーバスはバリバリ食わない)
 文句を言わずその時期、その場所で食えるものは何でも食うのが黒鯛の食性。
 なので場所や時期、時間でルアーへの反応もコロコロ変わります。
 面白いけど、ルアーマンを悩ませますね〜。



強烈なファイトでカッコいい♪

 何と言ってもこれは外せません。 カッコいい魚体に強烈な引き!
 これが無ければルアーフィッシングでは人気は出ませんからね。 (;`ー´)o/ ̄~ >)))彡
 黒鯛はその名前の通り、赤くすれば真鯛そのものになりますし、その体高のある魚体は
独特の重みのある引きです。
 シーバスや根魚などとも違う、正にタイの引きです。 派手なジャンプや派手なエラバライ
こそありませんが、底に潜って逃げる強烈な引きです。

 魚体も、いぶし銀と呼ばれるほどにカッコいい魚体をしています。 多くの釣り師が
この魚体に惚れ惚れするのは、今も昔も同じです。

 黒鯛は黒っぽい魚体や、黒銀の魚体など…、同じ場所でも同じ黒鯛?と思う程に違う色
だったりしますので面白いです。 時期や釣り場でも様々な感じがしますね。
 食うエサで変わったり、居付くと黒くなると言われてたりします。 魚体を楽しむのも黒鯛の
釣りの魅力です。



豊富な釣りスタイル

 今までの黒鯛釣りスタイルとは違うルアーフィッシングと説明しましたが、ルアーを使って
どんな釣りが出来るのでしょう?
 汽水域の川や浅瀬、港から防波堤、磯までイロイロなルアーフィッシングを駆使して黒鯛を
釣り上げる事が可能です。
 確かに撒き餌をしない事を前提ですので、集魚効果では他の釣りに劣りますが、そのぶん
動きと音、ルアーならではの目立たせるテクニックで黒鯛を釣る事が出来ます。
 それとは対照的に超リアルなソフトルアーを使い、黒鯛にエサとして食わせる釣りも可能
です。(匂い付きソフトルアーもお勧め)

クロダイは近くに居る

 そう考えると、様々の場所にする黒鯛を、その場に合ったルアー釣りスタイルで釣り上げる
豊富な釣りが魅力な釣りですね。

 現在、釣具メーカーも黒鯛専用モデルの販売始めました。

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 **ワンポイント**
 ハードルアーだけでは無く、ソフトルアーも用意しておきましょう。 活性の高い時間や
クロダイが小魚を追いかけまくっている釣り場・時期などでは無い限り、ソフトルアーでの
底付近を釣るのがクロダイ釣りのメインになります。

 ≫クロダイのソフトルアー(ワーム)   ≫クロダイのハードルアー

 ≫クロダイのタックル説明 



実は美味しい黒鯛

 黒鯛も鯛なので美味しいだろうと思って食べた子供の頃…あまり美味しくないと思った記憶
があり、それ以降ずっと黒鯛は鯛程おいしくないと思ってました。
 しかし大人になり磯で釣り上げたソコソコの大きさの黒鯛を食べたところ、美味しかった記憶
があります。 

 やはり何処にでも居る黒鯛、海底が泥の様な内湾にもいますので、当然に食っている餌も
全く違います。 釣れる時期で違うとも思いますが、食うなら
綺麗な海で釣り上げた黒鯛
食いましょう。

 ※綺麗な海とは…澄んだ海とかと言うイメージでは無く、河口では無く磯場や潮通しの
良い港、堤防と言う意味です。 まあ、料理方法などで味は大きく変わるので、最終的には
個人で決めて下さい〜。

 ※基本的はリリースしています。
 スズキもそうですが、ある程度の大きさになると一定の技量や専用包丁が無いと安易に
さばけない魚です。 セラミック包丁なんかではダメですよ〜。
 「有料で魚をさばきます」なんて鮮魚店や町のスーパーなどもありますので見つけておく
のも良いですが持ってくのが面倒なんだよな〜。

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身近に居る♪けど手ごわい奴

 難しそうに感じるけど意外と簡単に釣れたり、足音を聴くと姿を隠してしまったりして釣れなく
なったりと気難しい奴です。
 黒鯛の豊富な海域に行くと堤防の足元に結構な大きさの黒鯛が多く観れるのですが、うっかり
足音を立てると、ス〜と潜って行きます。 身近に居るからこそ警戒心が高く少しでも違和感を
感じるとエサを食わなる魚です。

 今までの様々の釣り方もそんな黒鯛をなんとか食わせようと、リアルにナチュラルにエサを
投入する事に徹しています。

 確かにそんな釣りも面白いのですが、ルアーを追いかけまわす黒鯛(チヌ)は意外と豪快に
食いつきます。
 ミノーを逃してしまい、怒ったように追いかけてきてフッキングなんて事も多いので、僕自身も
黒鯛(チヌ)の考えが変わったように感じたものです。

 黒鯛(チヌ)で好釣果を得るには釣る釣り場の黒鯛に合わせてやることです。
 堤防沿いのヘチを釣るなら、足音を消して忍者になった気持ちで、ソフトルアーは自然に
落としていきます。
 汽水域や磯で小魚を追いかけまわしてるなら、ミノーを効率的に巻いて広範囲を探ります。
 当然、シーバスやメバリングのようにロッド1本で全部をこなす訳にはいかず、釣り方で
タックルを変える必要もあります。
意外と繊細な黒鯛(チヌ)の釣り

 何処にでも居で慎重で気難しい魚。 だけどルアーを追いかけまわすファイターな魚。
 黒鯛(チヌ)はルアーフィッシングの対象魚として超面白い魚です♪






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