雑誌でよく見る、冬でもバスが釣れる方法やら、反射食いで冬のバスを釣る!なんて記事をよく
見ます。 確かに、真冬でも釣れた事もあるし、絶対に釣れないなんて事はないのも確かですが、
冬はかなり釣れないもの事実!
僕のバスの90センチ水槽は、となりの部屋においてあったのですが、熱帯魚とは違い、水温を
暖める為のヒーターも付いていないので、冬には室温と同じ5度付近まで下がるときもありました。
まあ、昼には室温の上昇で上がるのですが、そのシーズンになるとバスは動かなくなり、岩陰で
ポケーと浮いているのである。
(´Д`)よく見ないと死んでいるかのように動かず、時々ひれを動かしたりしているくらい。
しかも、冬のバスは驚くほど餌を食べない!
これは、最初のシーズンにはマジで死ぬと思うほど食べない!
水温が高い時には、アホほど食べていたバスなのに、水槽内の小魚もエビも全然減らないので、
病気か何かかと焦ったのを覚えています。肉食魚用の冷凍エビやフードも食べるようにしていたの
ですが、エサ金魚も藻エビも全然減らないのです。
時々は食べて居るようだったのですが、もう20日にエビを二匹程のレベルです。
掃除をするとき、僕の手をいれても、いつものように突きにこず、ず〜と動かないままでした。
これは、6年飼っていて毎年同じでした。
暖房を入れない部屋で、ヒーターなしと言えど、自然界のバスはこれよりも、もっと過酷な状況下で
生存しているはずです。
秋と、春によく釣れるのは、冬の間にバスが体力を付ける為と、消耗した体力を回復する為なのは
間違いない。 水槽のバスは、秋に釣れるバスほども太ってもいなかったのに、それでも1シーズン
殆ど何も食べなくても過ごせてしまうのです。
バスも食わなきゃ死ぬ!なんて書いてあるのを読んだことがあるが、
最高45日も何も食べなくても生存するバスを釣るのは… 至難の業です!
冬にもバス釣りに時々は出かけるのだが…飼ってみると釣れる気が無くなった(T_T)
まあ、一匹を求めて釣る!と言うのもありだが、
僕的には冬にはメバル!釣れるもの!旬の魚を釣れ!だな。
反射食いと言う言葉は、誰でも知っている。雑誌では、「急に飛び出した物に、バスが反射的に食い
ついてしまう物だ!」 と言う感じで紹介されている。
人間に飼われたバスだけに、獰猛さに欠けたバスだったかもしれないが、棒の先にワームを付けて、
ビックリさせても、特に食いついてはこなかった。
実験方法に問題もあったかもしれないのですが、水槽の観察では特にあきらかに反射食いと
言うものは、僕は確認できませんでした。
ごく稀に、岩陰からエビが飛び出したりした時に、思いもよらぬスピードで突進して岩に激突して傷
を作ったりしていたのですが、(>ε<)あれは、何とも言えないし…
冬にバスは動かないと言う話をしたが、バスが動かなくなるとエサ用の藻エビが幅をきかせてきます。
金魚は怯えて隅に居るのだが、藻エビ達は動きだし、バスにさばったりしているのだ。
バスは迷惑そうに、払いのけては隅に行く始末。
病気かよ!と思うほどにバスが藻エビにやられて退散するのです。
飼育中の6年間、いろいろな状況を見てきたが、反射食いしてるなぁ〜と感じた事は無かったなあ〜
まあ、バスには手が無い。あったら怖いが…
手の代わりが口なので、なんでも突いてみる好奇心はあったので、冬でもしつこいエビはバスに
食われていたようですが…
メタルジグをバスの目の前で
チラチラ…キラキラ…あれは、バスには迷惑なんだろ〜な〜
バスの視覚効果よりも、人間からの見易さや気分の方が大きいのかもしれません。
これは、もう永遠のテーマの如くに、いろんな雑誌で実験されたり、プロが書いたりしているのです
が、ぼくも散々に実験してみたが…
水槽のバスでは判らない!!
が、正直なところでした。
僕の考えた実験方法は、エサを金魚とメダカにしてみたり、ダイレクトにワームを入れてみたりも
しました。
バスは、水槽アクリルに外からワームをみせても追ってきていたのですが、何度実験してみても、
明確な差は確認できませんでした。
どうやら、バスには(魚)にはルアーのカラーは見えていないのではないだろうか?
少し調べてみたのだが、バスにカラーが見えるのかどうかは、判明しませんでした。
でも、あのクリクリの目●は確かに魚を見てるのは間違いない。
色と言うか、水との対照的な色との差がポイントらしい。
自分のよく行く釣り場の水、その日の天気や、水の濁り具合といった要因とのバランス
で使い分けるのが正解ですね。
同じワームのカラーを多く持っている人は、下の対比表を参考に、透かして見たりしてみよう!
案外、必要の無い色がたくさんあったりしますよ〜
これは、ハードルアーにも言える事です。
余裕があるなら、三種類ほど揃えてもいいのだが、なにぶん高価な物なので、買っても二種類。
極端な色を避ければ、一番に釣れそうだと思うもので十分です。
( ̄∀ ̄)まとめ。
僕敵には、たくさんのカラーを揃えるのも、無意味だろうなぁ〜と思う。
自分の一番好きなルアーやワームなら、買っても三種類!その他は、二種類でも十分でしょ。
これは、中級者の人なら一度は聞いたことがある台詞でしょう。 でも、バスを弾くって、水中では
どうなって弾くの?て思いませんか?
バスの食べ方を見て居ると気が付くのですが大きな口をあけるだけではありません。
コップを水の中で掻き混ぜても中の水が入れ替わらないように、バスの口の中の水を出して
やらないと小魚を口に入れることは出来ないのです。
その役割をするのが、あの大きく張り出したようなエラ。あの車のエアダクトのような部分。
バスもだけど、追いかけて食べるのではなく、最後は吸い込むようにして小魚を食べます。
水槽の中では、ブラックバスは同じ位置で移動せずに魚を食べるんですよ。目の前を通る小魚を
一瞬で吸い込むんです。
元気なバスなら吸い込む力も強いのですが、元気の無いバスは吸い込む力も当然に弱く、
ルアーを固いロッドで巻いていると吸い込めない。
結果、バスがルアーを弾くと言う表現になるのです。
これは、常識だろう…と言いたいのですが、雑誌なんかでは「食いつくのは大差ないが、食って
いる時間が違うだけだよ」 と書いてあるのを良く見かける。
僕もこれは数回の実験をしてみた。
結果は不明!! 指に集魚材を塗りつけて水面に浸けてみたりしてみたのですが、どっちでも
食ってきたし、90センチの水槽と言っても自然界の水量からみれば一滴のシズクみたいなもの
だから、すぐに匂いも充満していたのかもしれません。
でも、面白い事がありました。
薄暗くしておいて、ブラックバスから見えないようにそっと近づき水が流れ込む部分に集魚材を
垂らすと反応してました。
じ〜と浮いていたバスが動き始めるんです。これだけは何度しても確認できました。
ワームに塗りつける位じゃ、ブラックバスが口に入れている時間が長くなるだけかもしれません
がヨセ巻きしたら、物凄い集まるかもしれませんね!
バスを長年にわたり飼育すると、音に関しての敏感さに驚きます。
これは常識(?)だと思いますが、常時続く音には慣れるが、突発的な音には敏感に反応すると
言うこと。
一時期ですが、水槽をテレビの横に置いていても全然ビックリしなかったのが、静かな環境に
変えると凄い小さな音にでも反応します。
飼育してみるとバス(魚)の音への反応の敏感さには本当に驚きました。
まさに、丘釣りで騒いでたら足元のバスは散りますね。
バスの器官には味覚・視覚・聴覚と嗅覚の感覚がありますが、バスの目視範囲はそれほど広範囲
ではなさそうです。
水槽飼育なので実験も出来ないのですが、空気中で見る視野と水中の目視距離は水質の違いを
考えても、歴然として短くなります。
そんな中で生物が生き残るには、目視以上に側線で感じる音と鼻で感じる嗅覚の方が発達する
のは当然でしょう。
バス釣りでは、匂いで寄せて釣ると言う事はあまりしません。
( ̄▽ ̄;)ルアー釣りなので、余計にしないよね。
そうすれば、一番に重要なのは音(振動)ではないでしょうか?
例えば、ラトルの大きな音は離れたバスを引きつけるでしょうし、サイレントとなっているルアーも
巻くときの振動でバスには感じているはずです。
サイレントが良い時があると言っても、無音で水中を移動している事は無いのです。その小さな
音にしか反応しなくなったバスが居ると言うことです。
高性能潜水艦はソナーだけで、敵か見方か?距離や大きさまで判断します。ブラックバスは
それに加えて、嗅覚と視覚…味覚までが備わって居るんです。
まさに高性能潜水艦ですね。
そいつを騙してルアーで釣り上げる!
バス釣りは面白い!!
プチ情報 (初心者用)
これは、中級者なら皆知っているんですが、ノーシンカーのワッキーリグ。
フリーフォールでも音を出してるんですよ。よく見ると振動して落ちていくのがわかります。
例えば、僕の良く使うバレットとカットテール。針のつけ方でも振動が変わりますし、カットテール
の最後の曲線、逆に付けるとより振動したりします。
流れが穏やかな場所で使うことが多いだけに、あの微妙な振動はバスには堪らないんだろうね。