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ブラックバスの飼育で変わる常識

 僕は熱帯魚が好きで、今はネオンテトラを飼っていますが、昔にブラックバスを飼っていた
時期があります。
 ブラックバスが外来種認定される前、近所で釣れたバスで10p程のブラックバスでした。
 8年ほど飼い、体長40センチ程で死んでしまいましたが。 このバスは、本や雑誌で読んだ
記事や知識よりも、はるかに多くの事を教えてくれました。

 ブラックバスを極めたい!(-。-)y-~~、と思っている人は、是非!飼育してみてください。
 今までのブラックバスの認識が変わる事、間違い無しです。

 次のページのブラックバスの飼育方法もチェクしてくださいね。

 【注意】
 これは僕の感じた事であり、自然下で生存しているバスとは違うとも思います。
 近寄ると寄ってくるほど慣れていたし…それを踏まえて読んで下さい。

 現在は釣れた魚を釣った人がその場でリリースする事は認められていますが
移動させたり、釣った本人以外(大会主催者)などがリリースする事は認められて
いません。 持ち出したり他の場所へ移動させたりも違反になります。
 ≫ブラックバス等の外来生物についての説明




ブラックバスは45日程度は、何も食べない

 雑誌でよく見る、冬でもバスが釣れる方法やら、反射食いで冬のバスを釣る!なんて記事をよく
見ます。 確かに、真冬でも釣れた事もあるし、絶対に釣れないなんて事はないのも確かですが、
冬はかなり釣れないもの事実!
 僕のバスの90センチ水槽は、となりの部屋においてあったのですが、熱帯魚とは違い、水温を
暖める為のヒーターも付いていないので、冬には室温と同じ5度付近まで下がるときもありました。
 まあ、昼には室温の上昇で上がるのですが、そのシーズンになるとバスは動かなくなり、岩陰で
ポケーと浮いているのである。
 (´Д`)よく見ないと死んでいるかのように動かず、時々ひれを動かしたりしているくらい。

 しかも、冬のバスは驚くほど餌を食べない!
 これは、最初のシーズンにはマジで死ぬと思うほど食べない!


 水温が高い時には、アホほど食べていたバスなのに、水槽内の小魚もエビも全然減らないので、
病気か何かかと焦ったのを覚えています。肉食魚用の冷凍エビやフードも食べるようにしていたの
ですが、エサ金魚も藻エビも全然減らないのです。
 時々は食べて居るようだったのですが、もう20日にエビを二匹程のレベルです。
 掃除をするとき、僕の手をいれても、いつものように突きにこず、ず〜と動かないままでした。

 これは、6年飼っていて毎年同じでした。
 暖房を入れない部屋で、ヒーターなしと言えど、自然界のバスはこれよりも、もっと過酷な状況下で
生存しているはずです。
 秋と、春によく釣れるのは、冬の間にバスが体力を付ける為と、消耗した体力を回復する為なのは
間違いない。 水槽のバスは、秋に釣れるバスほども太ってもいなかったのに、それでも1シーズン
殆ど何も食べなくても過ごせてしまうのです。

 バスも食わなきゃ死ぬ!なんて書いてあるのを読んだことがあるが、

 最高45日も何も食べなくても生存するバスを釣るのは… 至難の業です!
 冬にもバス釣りに時々は出かけるのだが…飼ってみると釣れる気が無くなった(T_T)
 
 まあ、一匹を求めて釣る!と言うのもありだが、
 僕的には冬にはメバル!釣れるもの!旬の魚を釣れ!だな。



バスの反射食い??

 反射食いと言う言葉は、誰でも知っている。雑誌では、「急に飛び出した物に、バスが反射的に食い
ついてしまう物だ!」 と言う感じで紹介されている。
 人間に飼われたバスだけに、獰猛さに欠けたバスだったかもしれないが、棒の先にワームを付けて、
ビックリさせても、特に食いついてはこなかった。

 実験方法に問題もあったかもしれないのですが、水槽の観察では特にあきらかに反射食いと
言うものは、僕は確認できませんでした。
 ごく稀に、岩陰からエビが飛び出したりした時に、思いもよらぬスピードで突進して岩に激突して傷
を作ったりしていたのですが、(>ε<)あれは、何とも言えないし…
 
 冬にバスは動かないと言う話をしたが、バスが動かなくなるとエサ用の藻エビが幅をきかせてきます。
金魚は怯えて隅に居るのだが、藻エビ達は動きだし、バスにさばったりしているのだ。
 バスは迷惑そうに、払いのけては隅に行く始末。

 病気かよ!と思うほどにバスが藻エビにやられて退散するのです。
 飼育中の6年間、いろいろな状況を見てきたが、反射食いしてるなぁ〜と感じた事は無かったなあ〜
 
 まあ、バスには手が無い。あったら怖いが…
 手の代わりが口なので、なんでも突いてみる好奇心はあったので、冬でもしつこいエビはバスに
食われていたようですが…
 メタルジグをバスの目の前で
 チラチラ…キラキラ…あれは、バスには迷惑なんだろ〜な〜



色を使い分けろ??

 バスの視覚効果よりも、人間からの見易さや気分の方が大きいのかもしれません。
これは、もう永遠のテーマの如くに、いろんな雑誌で実験されたり、プロが書いたりしているのです
が、ぼくも散々に実験してみたが… 

 水槽のバスでは判らない!!
 が、正直なところでした。

 僕の考えた実験方法は、エサを金魚とメダカにしてみたり、ダイレクトにワームを入れてみたりも
しました。
 バスは、水槽アクリルに外からワームをみせても追ってきていたのですが、何度実験してみても、
明確な差は確認できませんでした。
 どうやら、バスには(魚)にはルアーのカラーは見えていないのではないだろうか?
少し調べてみたのだが、バスにカラーが見えるのかどうかは、判明しませんでした。
 でも、あのクリクリの目●は確かに魚を見てるのは間違いない。
 色と言うか、水との対照的な色との差がポイントらしい。

 自分のよく行く釣り場の水、その日の天気や、水の濁り具合といった要因とのバランス
で使い分けるのが正解ですね。

 同じワームのカラーを多く持っている人は、下の対比表を参考に、透かして見たりしてみよう!
案外、必要の無い色がたくさんあったりしますよ〜
 これは、ハードルアーにも言える事です。
 余裕があるなら、三種類ほど揃えてもいいのだが、なにぶん高価な物なので、買っても二種類。
極端な色を避ければ、一番に釣れそうだと思うもので十分です。
 
( ̄∀ ̄)まとめ。
 
僕敵には、たくさんのカラーを揃えるのも、無意味だろうなぁ〜と思う。
 自分の一番好きなルアーやワームなら、買っても三種類!その他は、二種類でも十分でしょ。

カラー対比サンプルです。

 ●カラー対比サンプル説明●
 一番左がクリアな水質とします。
 それを、水に沈めていくと、薄暗くなって
いきます。

 水深を深く沈めたり、濁った場合を想定
してみれば、同じカラーでも見え方が
変わっていくのが判ると思います。

 もしも、魚が白黒にしか見えないと
すると一番下のイメージになります。


**プチ情報**
 ワームの色は、何もバスからの見え方だけではありません。
 いつも決まった色しか買わない人は、気がつかないかもしれないが、大半のワームはワーム
の固さやハリ持ちが全然変わってしまうのです。
 色素材と中のラメなどに影響されるのですが、いろんな色を使ってると気がつきます。

 特に塩入の代表ワームでもあるゲーリーワームは、色での特性の違いが顕著です。
 塩が溶けてしまうのが原因なのかもしれないが、僕のよく使うワインレッドやスモークはハリ持ち
が良く、ウォーターメロンはすぐに柔らかくなりますが、グニャグニャになっても粘ります。


 ヽ(´ε`*)ノ 超プチ情報
 エビの可愛い仕草ときたら…もう、僕を虜にしたね。
 セッセとエサのカスを掃除して歩き、ポワ〜ンと浮上してはバスに食べられる。(T_T)
 奴の動きは見てて飽きない!
 今の僕の水槽は、ヤマトヌマエビ君がメインみたいなものだ!




バスは頭から食べる?

 これは、よく判らなかった。水槽の中と言うこともあるのですが、小さなときで動きに制限が無い
ときでも特に頭を狙うと言う事は無かったと思います。
 それよりも、バスはあまりエサを捕獲するのが上手くない。見ていて感じるのですが、金魚のほう
が小回りがきいて追いかけて食べれる確立は低いのです。

 逆に、隅に追い込み逃げ惑う金魚を食べる。その時も、逃げていくのは追いかけきれていない。
 小魚が上に上がったら遮るものがないのでバスの方が有利なのだが、狭い岩との間では追い
きれずにウズウズしているのが伝わってくるのだ。(>з<)

 わざわざ頭から狙って食べるのではなく、パニックになった金魚の中でも向かってくる金魚ならば
逃がす事無く食べられると言うことかな? と僕は思いました。

 そういえば…、ボイルしている小魚をバスが必死に追いかけているのを見かけるけど、結構
追いかけきれていないでしょ。
 それを学んだバスが、先回りしてまでも頭から食べると言うなら、凄いが…

 バスは基本的にエサ取りが下手なので、集団で回遊しながら小魚を取ったり、流れの早い処で
は岩陰に隠れて待ち構えて居るのかな〜?
 スの捕食率は何パーセント位なんだろうね?

 昔読んだ雑誌に、バスは頭を狙うので目の付いたルアーがいい!と書いてありましたが、
気分的な物だとおもいます。



バスが弾くので柔らかいロッドを使おう!

 これは、中級者の人なら一度は聞いたことがある台詞でしょう。 でも、バスを弾くって、水中では
どうなって弾くの?て思いませんか?
 バスの食べ方を見て居ると気が付くのですが大きな口をあけるだけではありません。
 コップを水の中で掻き混ぜても中の水が入れ替わらないように、バスの口の中の水を出して
やらないと小魚を口に入れることは出来ないのです。
 その役割をするのが、あの大きく張り出したようなエラ。あの車のエアダクトのような部分。
 バスもだけど、追いかけて食べるのではなく、最後は吸い込むようにして小魚を食べます。
 水槽の中では、ブラックバスは同じ位置で移動せずに魚を食べるんですよ。目の前を通る小魚を
一瞬で吸い込むんです。

 元気なバスなら吸い込む力も強いのですが、元気の無いバスは吸い込む力も当然に弱く、
ルアーを固いロッドで巻いていると吸い込めない。
 結果、バスがルアーを弾くと言う表現になるのです。



バスは匂いも判る!

 これは、常識だろう…と言いたいのですが、雑誌なんかでは「食いつくのは大差ないが、食って
いる時間が違うだけだよ」 と書いてあるのを良く見かける。

 僕もこれは数回の実験をしてみた。
 結果は不明!! 指に集魚材を塗りつけて水面に浸けてみたりしてみたのですが、どっちでも
食ってきたし、90センチの水槽と言っても自然界の水量からみれば一滴のシズクみたいなもの
だから、すぐに匂いも充満していたのかもしれません。

 でも、面白い事がありました。
 薄暗くしておいて、ブラックバスから見えないようにそっと近づき水が流れ込む部分に集魚材を
垂らすと反応してました。
 じ〜と浮いていたバスが動き始めるんです。これだけは何度しても確認できました。

 ワームに塗りつける位じゃ、ブラックバスが口に入れている時間が長くなるだけかもしれません
がヨセ巻きしたら、物凄い集まるかもしれませんね!



バス高性能潜水艦

 バスを長年にわたり飼育すると、音に関しての敏感さに驚きます。
 これは常識(?)だと思いますが、常時続く音には慣れるが、突発的な音には敏感に反応すると
言うこと。
 一時期ですが、水槽をテレビの横に置いていても全然ビックリしなかったのが、静かな環境に
変えると凄い小さな音にでも反応します。

 飼育してみるとバス(魚)の音への反応の敏感さには本当に驚きました。
 まさに、丘釣りで騒いでたら足元のバスは散りますね。

 バスの器官には味覚・視覚・聴覚と嗅覚の感覚がありますが、バスの目視範囲はそれほど広範囲
ではなさそうです。
 水槽飼育なので実験も出来ないのですが、空気中で見る視野と水中の目視距離は水質の違いを
考えても、歴然として短くなります。
 そんな中で生物が生き残るには、目視以上に側線で感じる音と鼻で感じる嗅覚の方が発達する
のは当然でしょう。
 バス釣りでは、匂いで寄せて釣ると言う事はあまりしません。 
 ( ̄▽ ̄;)ルアー釣りなので、余計にしないよね。

 そうすれば、一番に重要なのは音(振動)ではないでしょうか?

 例えば、ラトルの大きな音は離れたバスを引きつけるでしょうし、サイレントとなっているルアーも
巻くときの振動でバスには感じているはずです。
 サイレントが良い時があると言っても、無音で水中を移動している事は無いのです。その小さな
音にしか反応しなくなったバスが居ると言うことです。

 高性能潜水艦はソナーだけで、敵か見方か?距離や大きさまで判断します。ブラックバスは
それに加えて、嗅覚と視覚…味覚までが備わって居るんです。
 まさに高性能潜水艦ですね。

 そいつを騙してルアーで釣り上げる!
 バス釣りは面白い!!


 プチ情報 (初心者用)
 これは、中級者なら皆知っているんですが、ノーシンカーのワッキーリグ。
フリーフォールでも音を出してるんですよ。よく見ると振動して落ちていくのがわかります。
 例えば、僕の良く使うバレットとカットテール。針のつけ方でも振動が変わりますし、カットテール
の最後の曲線、逆に付けるとより振動したりします。
 流れが穏やかな場所で使うことが多いだけに、あの微妙な振動はバスには堪らないんだろうね。




バスの味覚

 これは実験しても判りませんでした。
 しかし、僕のバスには好みがありました。一番の好物だったのは乾燥エビ、あとは金魚・エビ・
乾燥フード、まあ、匂いと食べやすさがあったのかもしれませんが。

 バスには舌がありますので、味覚もあるんでしょう。 と思いたい!



バスは痛みを感じるのか?

 昔は魚には痛みを感じる器官がないと言われていましたが、イギリスの大学の研究で魚にも
痛みを感じる器官があると発表されたのを覚えています。
 人間の脳と魚の脳とでは全然に構造も違うので、人間の感じる痛みとはまた違う意味のよう
ですが、バスもしっかりと感じてるんですよ。
 例えば…熱帯魚では良く言うことなんですが、身体に寄生虫が付くと魚が痒がって岩に身体を
こすり付けます。
 まだ、ハッキリとは証明されていないようですが、バスを数年飼ってみると魚にも痛みがあるん
だろうと思えてきます。

 じゃあ、バスに感情はあるのか?
 これはハッキリとは判らない。
 でもブラックバスの一生を、水槽の中だけでも見た僕にはあるように思える。
 子供の時は好奇心いっぱいで、水槽の内側に写る自分をめがけて、威嚇していました。
少し大きくなると少し落ち着くのですが、攻撃的で時々はジャンプしては水槽のガラスに当っては
僕をビックリさせたり…
 数年後には落ち着きが出てきたと言うか…
 今飼育中のネオンテトラのような小さな魚でも、お互いを突いたり、追っかけてみたり、寄り
添ってみたり…
 
 そう思えるだけ!と言われそうですが、
 生き物には全て感情があると思ったほうが面白い!



バスは夜に寝る?

 たぶんバスは夜に寝ています。
 コッソリと水槽を見てると、夜の暗い部屋では寝ています。
 代わりにエビが動き出して、コソコソと底のエサをあさっていたりします。

 瞼を閉じないので、寝ているとは言い切れないのですが…



ハードルアーはエサに見えるのか?

 そう言えば水槽のバスに、こんな実験をした事がありました。
 物凄くリアルなルアー。精巧に色が塗られ、リアルな目玉まで装着しているので、バスにも
魚に見えているだろうと思い、どうしても試したくなり、沈めてみました。

 ところが無反応だったのを覚えています。

 あれ? と思った僕は、ミノーを沈めても無反応。使用したのはダイワのバイブレーションと
ゲーリーのミノーでしたが、バスにはエサに見えてないようでした。

 代わりにゲーリー・カットテールは食いつきそうでした。(飲み込まないように糸でくくってた
ので食べられる前に回収) サワムラ・バレットも食いつきそうでした。
 集魚剤の匂いの効果も無いとは言えませんが、どうやら人間の感覚とバスの感覚は
ルアーを見る目も違うようです。
 あのリアルな塗装と目玉は、釣れそうな気分になる人間側の効果が大きいのだろうね。



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