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ブラックバスで使うライン

 ラインは、ブラックバスがルアーに食いついた時の魚と釣り人との唯一の繋がりとなります。
 食いつかせた以上はシッカリと釣り上げて、フックを外してやらなければいけません。
 細いラインは飛びやすく扱い易いのですが、大型ブラックバスには切られる可能性もあり、
太すぎると極端に釣りにくくなったりします。

 ルアーやロッドだけでなく、自分の腕もライン選びに関係するのでライン選択は非常に重要!

 このコーナーでは、ブラックバスに使うラインの使い分け方・ラインの種類を紹介すると共に、
バスプロと呼ばれる人たちのライン選びを統計にしてみました。
 

 ≫初心者のかたはルアー用ラインの基礎編も参考にしてください。

 ≫PEとフロロ・ナイロンの単位の差が判らない人は…(釣具の換算表)を参考にしてください。


ライン素材の特長を示すチャート図

 ≫フロロラインとナイロンラインの実験 / PEラインの実験 をしています。




バス釣りで使うライン種類の説明

(NYLON)ナイロンライン

 リールへの馴染みも良く昔から使われているラインです。 スプールに馴染しむ柔らかい
フロロも多数ありますのでナイロンよりフロロの人気が高くなりましたが、比重の軽さを利用して
トッププラグで使用するとか、固いカーボンロッドで巻物ルアーを使用時に使用すると適度に
伸びがあって良い♪などなどの理由でナイロンラインの使用も多いです。

 比較的安価で初心者にお勧めなライン。(極端に安価なのは駄目ラインの場合も…)

 個人的にはバス釣りではナイロンラインをあまり使わなくなりました。 ナイロンラインは比較的
柔らかいので使い易く昔は巻物系は全てナイロンラインを使用していましたが、フロロラインしか
使用しなくなりました。
 何故?と聞かれても明確には答えられないヾ( ̄д ̄;)?…のですが、ナイロンラインのような
フロロも登場して来たのが最大の原因でしょう。

 簡単説明:ポリアミドモノフィラメントと言う素材が多い。比重は約1.15

 ◎ 安価 ・ リールに馴染 ・ 伸び易い素材 ・ 結束強度が高い
 × 紫外線劣化がある ・ 伸びるので感度が鈍る ・ 水を吸う


 ≫釣り具の実験では、ラインの劣化試験もしています。

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(FLUORO)フロロカーボンライン

 ブラックバス釣りでは主流になりつつあるラインです。 個人的にもPEラインかフロロライン
しか使わなくなっています。(ナイロン→フロロ→PEと開発された)
 素材は、モノフィラメントと言うカーボン素材で出来ているらしく、ナイロンよりも初期の伸びが
少なく比重は約1.80で水に沈みやすいとされています。
 伸びに関しては伸びないナイロンや伸びるカーボンなどもありますので製品によって違って
くるでしょう。

 ≫実はあまり変わらなかったフロロとナイロン実験 (初期の伸度は伸びにくいと言われます)

 長年いろいろなフロロカーボンラインを使用してきましたが、各ラインメーカーの種類などで
特性がかなり違うに感じます。
 「針金かよ!(>з<)」と思える、やたら固くてスプールに馴染まないラインや、高価なラインの
くせに他のと違いの判ららないライン…高額なくせに明らかに使いにくいライン…などなど様々。
 お気に入りラインを見つけて使い続けるのも良いのですが、たまには別のメーカー(銘柄)の
ラインにも手を出してみましょう〜。
 「こっちのラインの方がいいじゃんか」と思えるのが見つかりますよ。

 やはりラインには各人好みがあるようで、友達と僕とでは好きなラインが違います。 バス
プロのライン選びも参考にはなりますが、あのプロがこのラインだから、同じラインを使うので
はなく個人の好みを大事にしましょう。

 僕のお気に入りなバス釣りライン
 SANYO製 - GTR F-tune フロロカーボン 定価2000〜2,200円

 これは僕がフロロの中では一番に気に入っているラインでスプールへの馴染みが良く、
スピニングバックラッシュは激減しました。
 全体が薄いブルーなので、見易いのも気に入っています。 

 ◎ 適度な伸び ・ 感度が良い ・ 比重が重い ・ 魚に見えにくい
 × 少し硬い ・ 傷に弱い ・ 結束強度がやや弱い ・ 少し高価


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(POLYETHYLENE)PEライン

 一昔前は大変に高価なラインで手の出せなかった人も多いラインでしたが、手の出せる価格
範囲のラインも多く登場してきましたので、多くの人に使われるようになりました。

 PEなんて巻いたことも無いよ〜、な人の為に簡単な説明をしておきます。
 PEラインの特徴として一番に大きいのは、その強度の強さでしょう。 約二倍以上の強度が
ありますのでより細いラインが使えます。
 同じ強度の癖にナイロンとPEの号数が全然違うのは強度の違いがあるからです。

 ラインが細いと言う事は、飛距離も自然に伸びますし、PEライン最大の特徴でもあるライン
自体の伸びの少なさは感度向上に非常に効果があります。
 
 伸びが少ないと、バスがバレ易いんじゃないの〜と思われそうですが、その可能性はあるの
ですが、巻物ルアーでも感度がいいほうが好きだ!と言う人は是非使用してください。
 スピナーベイトのプルプルがフロロラインなどに比べて断然変わりますし、手元で感じれるので
釣り事態が楽しくなります。
 最近は低価格なPEラインも登場してきてグッと身近になりました。 しかし未だに高価なライン
ですがPEライン自体が長く使えるので、結局は価格的にもお得なのだと思います。

 (・з・)ノ 釣りがガラリと変わるPEラインです。

 ◎ : 超高強度&超高感度 ・ ラインが細く遠投しやすい ・ しなやか
 × : コシがない ・ 擦れに超弱い&熱に弱い ・ 高価 ・ 結束強度が弱い



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合成ライン(PE+フロロ/フロロ+ナイロン)

 それぞれに特徴のある3大ライン、ナイロン・フロロ・PEを説明しましたが、全てのラインに
短所長所があります。 その特徴の良いところを組み合わせてやろうと考えて作り出された
ラインが合成(融合)ラインです。
 フロロカーボンとナイロンラインを組み合わせたラインは…何だかよく判らない感じでした
PEラインとフロロカーボン(ナイロンなど)を組み合わせると劇的に変わります。
 PEラインにカーボン樹脂をコーティング(染み込ませる)感じのラインで、見た目はフロロ
カーボンで解すとPEラインが出てくる感じ。

 PEラインは1号程度の太さなら編み方でコシもあり、強度もあるので遠投をするバス釣り
でも重宝しましたが、それ以下の太さになると岩などで一発で切れるため、バス釣りでは
現実的ではありませんでした。しかしフロロの特長を持つPEラインが登場して、1号以下
の繊細な釣りで使用できるようになったラインです。
 PEライン並みの感度と引っ張り強度を持ち、使用感(コシ・比重)はフロロと変わらない
感じですので、これから伸びて来そうなラインです。
 0.1号で4Lbの引っ張り強度のラインなどもありますが、組み合わせてもこの細さですので
当然に根ズレには弱く、結束強度も低下します。
 リーダーを組み合わせる…直結なので太目のラインを選択する…などなど、自分で対策
の出来る
上級者向けのラインですね。
 ヾ(´ω` 使いこなすと新たなステージに立てる凄いラインです!

 ◎ : 超感度&高強度 ・ 遠投性大 ・ コシがある ・ PEより根ズレに強い
 × : 少し高い ・ 結束強度は弱い ・ 熱に弱い ・ 根ズレに弱い
 組み合わせて改良されてますが、ライン自体が細すぎるのも原因です。

 ≫合成ライン・極細PEラインの詳しい説明  ≫合成ラインの実験

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(LINE-COAT)ラインコートで長持ち!

 ラインの巻き替えはどれくらいでするのが普通なのかな? 僕は良く使うロッドに巻いたライン
でも半年に一度。 (使用回数による)
 雑誌などで書かれているように一回ごとに巻き替え(バスプロ)なんて必要ないし、実際4lb以下
は使わないのでラインを切られる事も滅多に無いです。

 しかし釣りの終わりにはラインの痛みの激しい先端の数メートルを切り捨て、釣りから帰ると
ラインコートをリールに巻いたまま吹きかけてコーティングするようにしています。
 水を弾きラインの寿命はグンと伸びますし、PEラインにもフロロラインにもコート出来るライン
コーティング剤もあるので是非一度使用してみてください。 +飛距離まで伸びると説明して
います。(飛距離の実感はありませんが…)

 *゚∀゚)ノ どうしても水面に浮いてしまうPEラインを沈ませるコーティング剤もありますので、
イロイロ試してみるのも面白いでしょう〜

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(ECO-LINE)自然で分解されるライン

自然に分解されるライン  バス釣りが大ブーム時に多かった野池の立木などに
 絡まったライン。
  ナイロンやフロロライン等は何年経過しても、そのままの
 状態で残ってました。
  運が悪ければ水鳥などが絡んだりもして非常に迷惑な
 ゴミとしての代表的な物でした。
  見える部分でも多かったのですが、見えない水中部分
 も多くのラインがあったと思います。

 自然分解ラインは読んで字の如し…自然界のバクテリアによって分解される素材のラインで、
経年経過と共にボロボロになっていきます。

 *゚∀゚)ノ おっ良いじゃん♪
 と、誰しも思うのですが現在はまだまだ商品種類も少なく、性能も良いとは言えません。 伸びたり
耐久性が劣る商品が多いのですが、これからの技術開発が楽しみなライン素材でもあります。

 各社、力を入れて欲しいライン素材だったのですが、2018年現在、ほとんどありません。

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(BASS-PROFESSIONAL)バスプロのライン選択はこうだ!

 やはり参考になるのはバスプロのライン選択。使用するルアーの重さや釣り場のポイント、使うロッド
でもライン選択は変わるのですが、ここでは、僕が独自で調べた、バスプロのライン使用集計を紹介。

 雑誌からプロの使用ライン種類とポンド数を集計しました。 ポンド数は平均を計算しました。

 【注意】 ロッド・釣り場などは考慮せずに仕掛けの平均値を算出しています。(端数あり)
 【注意】 10人以上のバスプロの使用ラインの平均値です。
 【注意】 ライン素材は多かったラインを選択しました。


 メーカーはスポンサーの絡みがあり意味無いと思ったので省きました。
 バス釣り初心者の人には参考になると思いますよ。


  バスプロ複数の平均統計データ!                

 ● トッププラグ     ナイロン / 11.5Lb

 ● スピナーベイト    フロロ  / 14.0Lb

 ● バイブレーション   ナイロン / 14.5Lb

 ● クランク       フロロ  / 13.5Lb

 ● ラバージグ      フロロ  / 15.8Lb

 ● テキサス       フロロ  / 15.0Lb

 ● ダウンショット    フロロ  / 4.3Lb

 ● ノーシンカー     フロロ  / 5.3Lb

 ● ジグヘッド      フロロ  / 4.6Lb

 ● ビックベイト     ナイロン / 19.6Lb

イロイロなライン写真  トップルアーは水に浮くのでナイロン、
 バイブレーションは常にルアーを巻くこと
 から食いの良いナイロン。
  ビックベイトはラインも太くて強いライン
 を使うので、使い易いナイロンと言った
 選択なのかなぁ〜。

 統計で平均を出せば判るとおり、プロでも
 あまりに細いラインは使っていませんね。



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■関連リンク■

ラインの基礎ライン実験PEライン実験バスプロのロッド集バスのルアー

メバリングのラインPEラインの利点トラウトのラインルアーとラインの結束方法

 ≫ブラックバスのルアーを極めろ!ではルアーについて詳しく説明。

 ≫ルアー釣りのライン基礎も参考になります。



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