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魚探の周波数の違い

 魚探の機種では、振動子を複数備えたものがあります。
 これは魚探が水中カメラではなく、あくまでも立体を平面に写したもので、平面から立体を
想像するしかないのが現状ですので考えられた機能だと思います。
 近い将来、3D型魚探が出ると思うのですが…(僕の想像)とうぶん先の話のようですし…。

 そこで考えられた、探知範囲の異なる振動子を備えた魚探。

 ここでは、その魚探の利点などを簡単に説明しておきます。



魚探の周波数の違い

 これは超音波の性質を魚探に利用した魚探を使う人には必須です!

 超音波はその性質上、低周波と高周波ではその広がり方が違います。その放射角度を
利用して広い範囲を探知する画面と、狭い範囲を探知する画面を同時表示させる魚探が
登場しました。

 HONDEXで言う、並木プロシリーズ魚探です。
 それでは、簡単に説明しましょう!


魚探の周波数の違い
低周波107khz
放射角度は約38度



高周波400khz
放射角度は約10度



標準200khz
放射角度は約21度

 この周波数の違いは簡単に言うと、魚探の映し出す範囲の違いです。 低周波で広く映し
出し高周波で狭い範囲を映し出すのです。
 このタイプの有利な点は…

 

特徴:誤差が狭いので形がハッキリと映す。

 これは放射角の違いによる探知範囲によります。
 107khz(低周波)の例として水深10メートルでは、直径約7メートルを探知しているのに
対して400khz(高周波)では約2メートルを探知しています。
 この探知の範囲の違いは、魚探画像をハッキリと映し出すのに便利です!


・з・)?
 よく言われる高周波はシャローに強いと言う話!確かに拡がらないだけに浅瀬でも底が
判るらしいけど見えるような気もする。
 まあ、濁りの強い水域ならいいのかなぁ…


 (*´▽`*)ノ 三角関数を駆使して、計算しときましたよ〜

魚探の周波数別の探知範囲の表 単位:m
水深 107khz 200khz 400khz
1m 0.6 0.3 0.2
2m 1.2 0.7 0.4
3m 2.0 1.1 0.5
5m 2.7 1.4 0.7
7m 4.8 2.5 1.3
10m 6.8 3.6 1.8
12m 8.2 4.3 2.2
15m 10.2 5.4 2.4
20m 13.6 7.2 3.6
25m 17.0 9.0 4.5


 魚探の初心者が良くする勘違いな話!!
 この探知範囲はあくまでも、一回の発射と感知の1サイクルで感知する範囲の事です。
 決してこの範囲が魚探画像に映し出されてはいません。

 107と400khzの、20メートルでの差は約4倍。 上の図に石が写っていますが、107khzでは
感知しても400khzでは感知出来ないと言う事です。

 まとめると、二つの周波数を感知する魚探なら、広く探るのとスポットで探るのが同時に
出来ると言う事です。
 低周波では全体の地形を把握しながら、その中にあるストラクチャーを高周波で
写しながら表示させるなんて事も簡単にできちゃいます。

 HONDEXの場合、1つの周波数のみの場合は、中間の200khzが付属しています。僕は
200khzのシリーズなんだけど、400khzの魚探画面をみせて貰った時に、驚いたのを
覚えています。

 でも、それが実際の釣りに影響するほどに必要か? と言われると微妙な感じですが…

 自分の通う水域で、魚探を駆使するなら2周波搭載を選べばいいでしょう。
 水深とある程度の底質が判ればいい!と言う人は、1周波(200khz)の魚探で十分です。

  僕は使用した事ないんですが、現在の魚探で放射角度を変えられる魚探製品が
あります。
  メーカーごとに用意されていて、取り付けると二種類の角度が選択できるようです。
  注意:詳しくは聞いてみて下さい。



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