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アルミボートの船外機の整備


 ハッキリ言って、5〜15馬力エンジンに難しい整備は必要ありません。
 ブラックバスのアルミボートなんて、漁師さんの船から比べると全然、使用頻度も
少なく物凄く好条件で使われていると思います。
 年間に40回程しか使わないボートオーナーなら、ハッキリ言って難しい整備は必要ナシ。

 でも、最低限の整備は必要で、消耗品とオイル関係だけ定期的に交換しましょう。
ここでは、誰にでも出来る基本的な整備だけ紹介しておきます。

【注意1】全く整備をしないのは駄目ですよ。 僕の友達は船外機で約30分走り続けた場所へ
釣りに行き、途中で壊れてエレキとパドルで帰ってきたと言う体験をしています。
(ノД`) 暗くなる釣り場の中、それはもう心細かったと言っておりました。


 ■船外機のプラグ交換の手順   ■船外機のギアオイルの手順


4サイクルの船外機

 実は最初に使ったエンジンが、ホンダの4サイクルエンジン、8馬力でした。あの独特の
エンジン音が懐かしいですね〜。
 整備のポイントは、プラグ交換とギアオイル交換・とエンジンオイルの交換があります。
 4サイクルと2サイクルの一番の整備の違いは、このエンジンオイルの交換があることだと
思います。

 使用回数にもよりますが、
 ●エンジンオイル 1〜2シーズン毎には交換をしましょう。(使用日数に注意)
 ●ギアオイル    エンジンオイルと同程度で交換。(2〜3年以内)
 ●プラグ       2シーズン毎位には交換。(2〜3年ほど)

 カタログには60日毎とか、100時間毎とか書いていますがエンジンオイルの場合、触ったり
見たりでは判断できません。粘度がどうとかは判らないし、現代のオイルで粘度が無くなる
様なオイルもありません。

 面倒でもメモ書きで交換日を記録するか、1年の年末には交換すると決めておくと良いです。
4サイクルはエンジンオイルが命ですので、忘れずに定期交換しましょう〜。

 エンジンプラグも清掃とかは必要なく、安いものなので2〜3年で新品に替えちゃいましょう。


2サイクルの船外機

 船外機で最も多いタイプが、2サイクルの船外機です。(4サイクルも増えてきた)
 アルミボートのオーナーの大半は、このタイプのエンジンが多いと思います。
 整備のポイントは、ギアオイル交換とプラグ交換。

 使用回数にもよりますが、
 ●ギアオイル    1〜2シーズン毎に交換。(2年以内ほど)
 ●プラグ       2シーズン毎には交換か点検。
 
 オイル関係は使用回数が少ないので何年も交換ナシと言う条件より、使用回数が多く
短期間で交換している場合の方が好条件になることが多く、使わなくても2年以内ほどで
交換したほうがいいでしょう。
 プラグも点検や清掃なんかするよりも、2年で新品に替えたほうがいいです♪


船外機の燃料ポンプフィルター

船外機の整備、燃料ポンプの整備
  これは船外機のメーカーで取付け
 方法やフィルター清掃方法も違います。

 燃料タンクにゴミがある場合、ここでゴミが
 止まります。 フィルターにゴミが詰まると
 当然のことで燃料が流れにくくなり調子も
 悪くなります。


 ※給油時に異物を入れないように注意すれば滅多に詰まりません。

 手元に説明書があり、分解手順などが記載されていれば分解清掃してもいいのですが、通常は
分解する必要もありません。 もしどうしても清掃するなら、船舶検査などのときにショップにでも
頼みましょう。


プロペラの点検

 2年〜3年に一度、または何かを巻いてると感じた場合は外してみましょう。
 ロックピンがあるものは外して、プロペラナットを緩めれば外れます。 プロペラにタオルか
板をかまして回らないように固定すれば簡単に外れます。

 メーカーによって部品がバラバラなので、取り付け順番などを良く記憶して外しましょう。

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潤滑系とグリスアップ

 水上にボートを停めっ放しの人や、野外駐車場にカバーもせずに放置している人意外は特に
気にする必要はありません。
 グリスアップは2〜3年でするようにし、自分では面倒と言う人は船舶検査の時にして貰えば
いいと思います。

 船外機の整備、グリースアップのポイント

 
の部分に、ニップルと言われるオイルの注入部分があります。 僕の船外機では6箇所ほど
あります。 船外機の旋回や稼動部分の内部にグリースを流し込む穴で、グリスガンと言う特殊
工具が必要になります。
 船外機のグリスは頻繁に交換注入は必要はありませんが、トレーラーは頻繁にしている人が
多いようです。

トレーラーのグリスアップ写真

 トレーラーを所有しているならトレーラーのベアリングにも使用できるので、グリースガンとグリスを
買って注入すればいいです。
 意外と安いですよ♪  (グリスガン2,500円程 ・ グリス400円程)

 【注意】トレーラーのグリス切れで破損は良く聞きます。 知り合いは高速道路で鉄が溶けた
らしい。 (+゚Д゚)ノ マジに危険なのでせめて車検時には注油してもらいましょう!
 遠征する人は自分でも時々はグリスアップすると安心。

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アノード(電食防止金属プレート)

船外機のアノードの説明と写真
 海水対応の船外機では絶対に付いています。
 微弱電流による金属腐蝕をアノード(防触亜鉛板)
が犠牲になって腐食する事で船外機本体の腐食を
を守ってくれます。

 ハッキリ言って、水に常時漬けているような船外機
以外は交換などする機会はないかもしれません。
 2/3ほどの大きさになったら交換するそうです。

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船外機にワックスを掛けよう!

 愛車のようにピカピカ★までする必要はありませんが、車用のワックスを利用できます。
よく利用するのはシリコンスプレー。 軽く振って磨くと綺麗になります。
 あまり付けすぎるとベトベトするので、吹き付けてウエスで吹き上げます。 樹脂パーツ
プラスチックなども使用できるので、中側にも使えて便利ですよ。

 ・・劣化部、シール部分などには目立たない部分で試しましょう
 ・・滑りやすくなるので足下などには掛からないように!
 ・・アノードには基本的に掛けてはいけません。

 あとは、エンジンカバー。 ボートカバーに付いているタイプもあります。 これだけで
屋外でのエンジン保護効果は抜群に高くなります。 紫外線や炎天下の熱でのカバー
劣化を防止出来ますのでお勧めです。

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船外機の整備のまとめ

 過ぎたるは及ばざるが如し!
 何事もやりすぎは駄目なようで、船外機の手入れもやりすぎは駄目。
 不思議と釣り好きには分解メンテナンスが大好き人間が多いのか、スピニングリールを
分解して組み立てられなくなりメーカーに持ち込む人も多いと聞きます。

 消耗品の交換管理だけをキッッチリする。 これだけで、船外機の寿命は全うできるはずです♪

  ■船外機のギアオイル交換方法の手順

  ■船外機プラグ交換の手順


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