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PEラインあれこれ

 一昔前のPEラインと言うと特殊なラインで( ゚ε゚;) びっくりする位に高価なラインもあり、
初心者には手の出せない高級ラインでした。
 最近では気軽に買える値段のPEラインも見掛ける様になってきていますし、安価でも
性能の良いPEが多くなりました。
 ルアー釣りはPEラインの特長が有利になる場合が多いので人気のライン。

 PEラインを始めて使うと、飛距離と感度が劇的に向上します。
 ここでは、そんな知らないと損をしているライン!PEラインの説明をしておきます♪

 ≫PEラインがメインとなるエギングライン説明はこちら



そもそもPEラインって何?

 ポリエチレン繊維を複数合わせて編みこんだライン(マルチフィラメントとも言う)であり
ナイロンラインやフロロカーボンラインなどの単線ライン(モノフィラメント)とは全く違う
ライン構造です。
 ※フィラメントは細い線状の繊維を表す。
 ※スペルが【Polyethylene】なので、略してPEと呼ばれているのです。

 簡単に言うと、極細ポリエチレン繊維を何本も編みこんで一本にしたラインをPEラインと
言います。

  PEラインの拡大写真

 ポリエチレン原糸について調べてみると、有名なのが東洋紡とDSM社が開発した
【ダイニーマ】と言う製品。 この原糸は太さが1デニールと言うから恐ろしい。
 ※デニールとは、9kmの長さの糸を1gにする時の太さの事。 糸や繊維で使われる
単位らしく物凄く細いので重さで換算しているのです。 

PEラインに使われている極細繊維の単位

 1gの原料を9kmに引き伸ばしたときの太さが1デニール。 9kmのラインの重さが
10gなら10デニールだけど、1デニールの10倍の太さと言う事では無いので注意。

 この【ダイニーマ】ポリエチレン繊維ですが、破線伸度は約4パーセント。 10メートル
投げたとして40cm伸びる計算です。 実際は編んでいるのでもっと伸びるのですが
ナイロン等は30%としても切断時は3メートルも伸びる計算。
 何となくPEラインの高感度がうなずけますね〜。

  ルアー釣りで大人気!PEラインの基礎編



PEラインの特徴をしろう!

 ルアー釣りのライン基礎でも説明したとおり、PEラインの最大の特徴は、引張強度があり
低伸度と言うのが最大の特徴で、耐久性もあります。
 まさにルアー釣りのラインに最適な訳ですが、全てに置いて万能でもなく、良い点は逆に
欠点にもなっています。
 少し詳しくPEラインの説明しておきましょう〜。

ルアー釣りでよく使われるラインの特性。


 ◎ PEラインの良い点! ◎  *゚∀゚)ノ

PEラインは強く高耐久ライン! 
 PEラインとナイロンライン・フロロカーボンラインを比べた場合、同じ太さでは圧倒的にPEライン
が引張強度が強いです。
 釣具の換算表でも紹介していますが、同じ号数の場合2倍以上の強度があります。
 ※銘柄や編み方でも変わります。
 強度の貢献はラインの太さに繋がり、同じ強さでも半分以下にラインを細くする事が出来ます。
 この細さはPEラインの比重の軽さも重なり、ルアーがぶっ飛んでいきます。
 (`Д´)ノ ~  ~   ~    ~ ビュン~ 
 僕も初めてPEラインを使ったときにはビックリした事を覚えています。 
 劣化や紫外線にも強く長持ちしますので、PEラインは高価ながらライン巻きかえ回数も
少なくてすみますので意外とお徳かもしれませんね。


PEラインは伸びずに高感度!
 実はPEラインの切断実験もしています。 ヾ( ̄ω ̄;)恥ずかしい様な単純な実験方法だけど、
圧倒的な低伸度を判って頂けると思います♪
 伸びない=高感度  最近のルアーフィッシングは感度重視の傾向が強いので、イロイロな
シーンで活躍しそうですね。
 PEラインの特徴は高感度に尽きると言っても過言ではありません。


PEラインの比重は軽い!
 水の比重は、約1.0g/cm3で、海水は少し高く、1.02程です。 ラインの種類別の比重は
  ■ナイロンライン(約1.2) ■フロロカーボン(約1.8) ■PEライン(約0.97) 
 このPEラインの軽さは釣りの場合、沈まない・風に流される…などなどの悪影響の方が大きい
のでコーティングなどで改良されているPEラインも多いです。
 高比重のPEラインもあります。

PEラインは糸癖が少ない!
 フロロカーボン・ナイロンの巻き癖実験ではフロロもナイロンラインもクルクルになりました。
 ナイロンラインは時間とともに少し戻りましたが…
 そのてん、PEラインの欠点でもあるコシの無さのお陰で巻き癖はありません。
 PEラインって、長所が特化し過ぎてて逆に短所になってる場合が多いですね〜。
 ≫PEラインの巻き巻き実験



× PEラインの悪い点! ×  ( ´Д`)ノ

PEラインは高価
 PEラインは紫外線などに強く劣化が少ないので長持ちすると説明しましたが、そのぶん
値段が高くなっています。 
 近年は安価なPEラインも販売されるようになってきましたが、それでもナイロンラインの3倍
程度以上はしています。(銘柄で違う)  それでも、一昔まえより身近になりましたね〜。
 
ダイワ 月下美人(メバル専用)で価格を比較。
ライン種類 150M巻の価格 単価/m
ナイロン 1500円 10円
フロロ 2100円 14円
PEライン 7100円 47円
 ※2015年の定価より計算


PEラインは魚をばらし易い!(弾きやすい)
 これはPEラインの最大の特徴でもある低伸度が影響しています。
 ラインが伸びないので確かに食い込みは悪くなる(弾きやすくなる)のですが、PEラインの
特徴の利点の方が大きいので我慢出来ちゃうというもの。 
 逆に海水魚ではカサゴ・メバル・アジなどなど、淡水ではアマゴ・ヤマメ・トラウトなどでは逆に
PEラインの低伸度が負になります。 バスやシーバスなどはエラを広げてガバッと魚を吸い
込んで食べますが突くように食べる渓流魚などは弾き易くなります。
 メバル・カサゴなども魚を食べるフィッシュイーターと言っても、シーバス程も飲み込む力も
少ないので食いが浅くなりやすいですね。
 (-ε-) 組み合わせるロッドによって使い分ける必要ありですね。

 ≫渓流のルアーフィッシング(リールとライン説明)


PEラインは絡みやすい!
 PEラインメーカーが様々な方法で改良し、PEラインにコシを持たせる事が可能になりました。
 逆に使い難いという意見や、フロロと同じ感覚で使える!なんて意見もイロイロですが、
やはりPEラインの特徴としては、しなやかで腰(張り)が無い事だと思います。

 慣れなんだろうけど…夜釣りなどで…
 (・з・)ノ おっ!絡んでる × 15回 = ヽ(`Д´)ノ またかぁあああ〜〜
 となるので、非常にうっとおしいのです。 PEライン前提のエギングロッドなどは、ラインが
巻き付きにくい形状が採用されていますし、先端にリーダーを巻く事で絡むことも減ります。
 PEラインはしなやかな特徴ですが、ガイドなどに絡みやすいと言うのは欠点でしょう。
 近年はPEにコーティングしてあるラインもあり、PEの弱点は克服されつつあります。


PEラインは傷に弱い!
 リーダーを組む利点は結束強度のUPさせる事、とも説明しましたが、傷に極端に弱い
PEラインを魚の歯や根ズレから守ると言う目的もあります。
 PEラインは引張強度は強いですが、細いラインの集合体ですので、簡単に傷が入り
根ズレや歯による傷で一気に切れ易くなるラインです。

 ≫PEラインの傷実験では、PEラインとフロロの耐久性を実験しています。


PEラインはガイドを削る?
 PEラインは水中のゴミ・砂などを含んで長年使用しているとガイドが削れると言う話も
ありますが、個人的にはSICガイドリング装着のロッドでは経験ありません。
 結構な数のシーバスを釣り上げたロッドでも、トップガイドに傷はありませんので、SIC
装着なら安心とおもいます。
 但し、個人的にはゴールドサーメットのトップガイドが削れた経験はあり、SIC以外の
トップガイドは個人的には不安ですね〜。
 PEラインとの摩擦熱?とも思った事もあり、SICのトップガイドとFUJI製TORZITEの
ガイドを、2号のPEラインを両手でグリグリグリグリと(手に食込む位)で50回以上擦り
ましたが、PEラインのカスは付くものの、両ガイド共に削れはありませんでした。

 ※砂・泥を含ませると違うのかもしれません。
 ※水弾きを良くするコーティングスプレーなども効果的かもしれませんね。

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■関連リンク■

バスのラインライン実験メバルのラインラインの結束方法ガイド説明

シーバスのライン説明 | エギング専用ライン │ トラウトのライン 

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