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オイルとグリース

オイルとグリースの説明。リールの分解整備では使い分けましょう
 
 車やラジコン、工具類などに詳しい人は当然に使い分けや使う場所を知っているのですが、
リールにオイルを差しすぎて軽いけどカラカラ廻るようになったとか、リールのハンドルが軽すぎて
安っぽい回転になったなどと言う話も聞く事もあります。
 カランカラン…。 ヾ( ̄д ̄;)軽いけど安っぽい回転!!
 簡単にイメージすると、オイルはサラダ油。 グリスはバターみたいなもの。 成分とかではなく
あくまでイメージだけの話ですが、オイルは浸透性に優れてグリスは持続して潤滑を与える
イメージは伝わると思います。(?)
 違いが判らずにオイルをブシュブシュしすぎてカラカラ回転をしている場合も多いので、
 ここではオイルとグリスの違いを簡単に説明しています。


オイル・グリースって何の役目をしてるの?

オイルとグリースの写真。リール内部の写真。

 オイルもグリースも担う役目は、潤滑の一言に集約されます。

 (`・ω・)ノ 例えば精度の良いボールベアリングやギア類でも、結局の所は金属同士が擦れ
合って動くわけで、その間に染みこんで潤滑してスムーズに動かす役割がオイル(グリス)の
役割です。
 その他にも摩擦を減らしての冷却作用や防錆まで担っています。

 オイル(OIL)の簡単説明                                        
 基油と添加剤などから合成される油です。 粘度が少なく高速回転するベアリングなどに
適します。 サラサラなので隙間などへの注油も可能で、固くて回らないボルトなどへも
良く使いますね。
 逆にサラサラな形状なので油膜切れもおこしやすく、頻繁に注油する必要があります。


 グリス(GREASE)の簡単説明                                     
 基油・添加剤に増稠剤(ぞうちょうざい)が加えられ、稠度(粘度)を増したオイルの事。
 ベアリングなどに密封されている場合もあり、長期間の潤滑と防錆に優れます。
 しかし、逆に粘度が高く高速回転する場合には抵抗になります。
 粘度が高く隙間などへの注油は難しいですが、ギアなどに塗ると長期間潤滑をする事が可能。

回転するベアリング ※添加剤とは
 基油に混ぜてオイルの性質を変化させるもので、酸化防止剤・
 防錆剤・着色剤・焼付防止剤などがあります。
 ※稠(ちょう)度とは
 グリス・潤滑油の粘度を示す数値。


出してみた!

イロイロなオイルとグリースを出してみました。

 φ(・ω・) プシュゥウ〜。 イロイロなグリスやオイルがあるのですが、スプレー式のオイルと
グリスを4種類吹いてみました。
 (部屋の中でする時には拡散に注意。意外と勢いが良いので…ボシュッ!と散ります)
 
 写真左から
 ・よく使われるCRC-556のシリーズ、CRC-666は写真で見えないくらいに透明。
 ・同じくCRC-グリースメイトは少し粘りのあるグリス。
 ・ダイワ精工専用の純正オイルです。

 ・ダイワ精工専用の純正グリースです。

 この形からもオイルは隙間や狭い空間に入り込んで潤滑し、グリスはベットリ付着して潤滑を
するのが判ります。


傾けてみた?

粘度を判り易く説明。オイルは流れてグリスは固着。

 それぞれのオイルの粘度が判ると思います。

 ・CRC-666は最初にサラッと流れていきました。
 ・CRC‐グリースメイトは微動しません。
 ・ダイワ純正オイルはドロッと流れていきます。
 ・ダイワ純正グリースは形を保ちますが、やや下側に溜まってきています。

 
オイルはサラサラ、グリスはベットリなので立ててみるとその粘度が判ります。 一番に
柔らかいのはCRC-666 > ダイワオイル > ダイワグリース > CRCグリース

 柔らかければ性能が良いと言う物ではなく、やはり適材適所に塗る必要があるわけで、
基本的にはベアリング類にはオイル、ギア類にはグリースが基本です。

 ベアリングにオイルと言っても中にはグリースが充填されているベアリングもありますので、
基本は少しだけオイルを吹いてグリースにオイルを補充してやる感じでOK。
φ(・ω・。)ブシュブシュ!やり過ぎるとグリスが抜けて、ベアリングもカラカラになります。
(よく回るけどシットリ感が無い)

 逆にベイトリール等のスプールの軸受けに使われているベアリングにグリスを塗ったりすると、
回転が悪くなり飛距離が落ちたりしますので、メーカーの専用オイルが安心です。


グリースにオイルをブシュ!!

グリスにオイルを噴いてみました。
 
 良くしてしまう失敗!グリス部分にブシュッ〜〜とオイルを噴いてしまう行為。 これは古い
グリスを流す目的や、カサカサに乾いたグリスに取り合えず潤滑剤を染みこませる目的なら
良いのですがグリスとオイルが同じだと勘違いしてブシュ〜〜〜としてしまうと、グリスが
流れていきます。

 実験ではダイワ製グリースにCRC-666をブシュッとしてみました。 更に柔らかくなった
グリスはドロドロと流れ始めたのが判りますね〜。

 これと同じようにグリスが塗られていたり密封されている場所に、大量に噴きかけてしまうと
グリス自体を流してしまい、潤滑の耐久性が落ちてしまうという事になります。

 過ぎるたるは及ばざる如し、とは良く言った物ですね♪


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 オイルとグリースの違いは判ったと思います。 
 最後に、(。-ω-)個人的には車用のオイルを使ったり、ホームセンターなどで購入してきた
オイルやグリスを使用していますが、特に問題はありません。
 しかしながら、やはりリール専用の純正品が安心できますので購入しておきましょう。
 リールメーカーの純正品のオイルとグリースを買っておいて、それを他の場所(車など)に
使うのはOKですしね♪

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